ウサギのブログ

ナンパ、その他適当に綴っていきます。

【私がエボラ!?】こんな症状に要注意

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現在、アフリカでエボラ出血熱が猛威をふるっています。エボラによる死者が1000人を超えたと、一時期ニュースになりましたが、今ではその数は5000人以上にのぼっています。

感染の拡大も懸念されています。現地で活動中の医療従順者等が感染した状態で母国に帰国し、発症する事案もありました。今のところ、2次感染までで抑え込みに成功していますが、交通網が発達し、人口が都市部に集中している現代においては、いつパンデミックが発生してもおかしくない状況にあります。日本も例外ではありません。

万が一エボラが日本に上陸した場合に備えて、エボラの症状等を紹介しますので、参考にして下さい。


★感染〜発症

エボラ出血熱には、潜伏期間があります。2〜21日間といわれています。平均すると、7日間が多いようです。感染が疑われる場合は、3週間程度は人との接触を避けましょう。


★感染7日目(発症)

だいたい、この時期から症状が現れ始めます。最初の症状は、頭痛です。エボラの頭痛は、市販薬では治りません。インフルエンザの初期症状に似ているので、自己の判断で誤診しないよう注意しましょう。少しでも怪しいと思ったら、感染の可能性がある旨を伝えた上で医療機関を受診しましょう。


★感染10日目(発症3日目)

発症3日目頃からエボラ特有の症状が見られるようになります。眼球の痛み・赤い星状斑点が皮膚に現れる等です。これら特有症状が確認できたら、エボラ感染の可能性大です。速やかに、最寄りの保健所、病院、役所等に通報しましょう。エボラ感染患者は、歩く細菌兵器なので、不用意な行動は厳禁です。専門家の指示を仰ぎ、感染拡大防止に最善を尽くしましょう。間違っても人口密集地域に行ってはなりません。


★感染進行

エボラウイルスは、殺人ウイルスとも呼ばれます。その所以は、高い致死率にあります。エボラウイルスの種類にもよりますが、致死率50〜90%という高い値を誇っています。エボラウイルスは、人間の脳や内臓といった生命維持に欠かせない器官を侵すため、高確率で死に至るのです。

感染が進行すると、ゾンビ様化します。エボラは脳を侵すので、意識が朦朧とし、錯乱状態になります。病院を脱走したり徘徊したりと、充血した眼球や赤い斑点といった外見上の変化ともあいまり、まさにゾンビのようになってしまうのです。必要な訓練を積んだ適切な医療機関でなければ、エボラ患者に対応することは困難です。


★グラン・マル(大発作)

感染の最終段階。エボラウイルスは、新たな宿主を見つけるため、感染者の体液をばら撒きます。感染者は、激しい発作に襲われます。内臓は、もうドロドロになっているので身体の穴という穴から臓物を含んだ体液を撒き散らしながら果てます。発作が起きると、部屋中血だらけになり、除染が必要になります。


★治療

極めて凶暴なエボラウイルスですが、希望の光が無いわけではありません。エボラ患者治療中に、誤って汚染された注射針を自分に刺してしまった医者が、血清により死を免れています。また、最近では、ZMAPPやアビガンといった薬に効果があるとされています。有効な治療法が確立される日は、近いのかもしれません。


★回復後

回復後は、当然社会復帰できますが、1つ注意すべき点があります。それは、精液です。血液検査でエボラウイルスが検出されなくなった後も、発症から3ヶ月程は精液にエボラウイルスが潜んでいる可能性があります。WHOは、この期間は男性患者は性行為を控えるか、最低でもコンドームの使用が不可欠だと強調しています。大切なパートナーを守るためにも、セックスは我慢しましょう。オナニーも危険です。妊婦のエボラ感染は、特に悲惨な事態を招くので気をつけましょう。


★感染経路

感染拡大中のエボラ出血熱ですが、その感染経路は飛沫感染までだといわれています。僅か少量でもウイルスを含んだ血液等が体内に侵入することで感染します。直接接触でなくとも感染が確認されているので、感染者の咳やクシャミにも注意を払う必要があります。

ヒトに感染する型では確認されていませんが、サル〜サル感染する型(エボラ-レストン)では空気感染の可能性が指摘されています。ウイルスは常に突然変異を繰り返しているので、空気感染するヒト感染型が現れることも視野に入れる必要があります。


【終わりに】

細菌やウイルスによる感染で、種が滅んでしまうことはないといわれています。宿主がいなくなってしまっては、病原体の方が困ってしまうからです。なので、エボラで人類滅亡エンドを迎えることはないだろうと、ウサギは楽観的に構えています。紛争、貧困、自殺や交通事故なんかで命を落とす人の方が圧倒的に多数ですしね。

万が一、エボラウイルスが日本に上陸したら、このブログを思い出して下さい。少しでも役立つことを願います。(ブックマーク推奨)

この後、エボラが収束していくことを切に祈っています。


参考:国立感染症研究所HP、Wikipedia、ホットゾーン、ヤフーニュース